京都学生演劇祭、閉幕致しました。
ご来場いただいた皆様、関わって下さった皆様、ご声援いただいた皆様、誠にありがとうございました。
最終的には814名のお客様にご来場いただきました。当初の見込みからは大幅に少なくなってしまいましたが、開幕前日までの元々のご予約数が約1000名、架空予約が約500名分という予想ですので、実質予約数から追加で300名ほどのお客様にお越しいただいたことになります。当日券でのお客様も計189名の方にお越しいただきました。
半分以上が空席の客席を目の当たりにし、架空予約の可能性があると判明した当時は、憤りと悲しさでいっぱいでしたが、お客さんを呼ぼうと皆で一丸となり、最終的には満席近い回も生みだす事ができました。応援メッセージや励ましの言葉もたくさんの方にいただき、皆様からの温かさに支えられた6日間でした。本当に助けられました。ありがとうございます。
今回はこのような事態が起こり、皆様や、参加団体メンバーにはご心配やご心労をかけてしまい、大変申し訳ありませんでした。
私の周りでは当日精算というシステムが当たり前になっていましたが、悪意が簡単に入り込めるシステムだったいうことに今更ながら気づき、今後はシステムを一から見直していきたいと考えています。
さて、架空予約の件について進展がありましたので、ご報告させていただきます。
少し前、架空予約についての原因究明を行なっていこうとしていた矢先、架空予約をした方から私まで電話がありました。架空予約をした旨の告白と、謝罪のため直接会って話がしたいとのことでした。
同日、直接面会し、まず最初にその方からの謝罪の言葉がありました。その後、架空予約をするに至った経緯、原因をお話しいただきました。理由を全てお伝えすることは控えますが、京都学生演劇祭を良く思っていない部分があり、その感情が積み重なり、今回の行動に繋がっていったとのことでした。
どのように対処すべきか判断に時間がかかりましたが、あちらから告白と謝罪があったこと、反省をしていると判断ができること、また当演劇祭が受けた金銭的損失について、全額支払うという旨の誓約書にも署名していただきました。警察や弁護士、知人とも相談しまして、今回は不問とし、氏名などの公開は控えたいと考えています。ご理解いただけますと幸いです。
京都学生演劇祭は今回で5回目の開催でした。始めた当初、この企画を10年続ければ何かすごい変化が起こせるのではないかと話しをしていたので、やっと半分。今回のような事態も起こり、京都学生演劇祭が生み出した変化は決してプラス面だけではなかったのだと思いますが、少しずつ変化は起こっているのだとも感じています。
今ではこの京都学生演劇祭の上演スタイルを引継ぎ、仙台では2回目の「とうほく学生演劇祭」、名古屋では4回目の「名古屋学生演劇祭」が開催中です。また、来週からは1回目の開催となる「東京学生演劇祭」、再来週には2回目の「大阪短編学生演劇祭」が開催となります。松山、広島、岡山でも学生演劇祭設立に向けた動きがある様です。
そして来年2月末には京都で、各地域からの選出団体が集う、第一回「全国学生演劇祭」が開催となり、資金集めのためのクラウドファンディングも実施中です。
これから、この学生演劇祭をさらに盛り上げ、全国各地に根付かせ、より意味あるものにしていきたいと考えています。
今回の一件からもしっかりと反省し、学び、次に繋げていきたいと考えておりますので、各地の学生演劇祭へ足をお運びいただき、どのような取り組みを行っているのか知っていただければ嬉しく思います。そして活動を応援して下さる方がおられましたら、どうぞ末永いお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます。
京都学生演劇祭
プロデューサー/全国学生演劇祭実行委員会
委員長
沢大洋
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